はじめのいっぽ

自分の心と向き合う、はじめのいっぽ。

お別れ。

引っ越しの時に大きめのぬいぐるみを3体、処分した。

 

小さい毛布にくるんだり、しっかりした袋に入れたりしてなんとなく外からあんまり見えないようにして、燃えるゴミに出した。

 

 

自分で5年くらい前に買ったやつと、元彼にもらったやつと、元々彼にもらったやつ。

 

 

何年か前まではそのうちのどれかを抱っこしながら毎日寝たりしてた。結構大きめの子たちばっかりだったから、ぎゅっと抱けて安心感もある。みんな置くとベッドが狭くなっちゃうから、一緒に寝ない子は下にぼんっと投げといたりして。

 

 

でもだんだんとみんな古く汚くなってきて、一緒に寝ない日が増えてきた。1年くらい前に毎日のように悪夢にうなされることがあったんだけど、その時にベッドがぬいぐるみで狭くなってると睡眠によくないっていう記事を見て、それからみんなまとめて下に置いとくことがさらに増えた。

 

 

 

それで引っ越しの断捨離の時にお別れした。

大きなぬいぐるみ達は新居では置ける場所がなかった。

 

 

 

みんなを抱っこして1人でベッドで泣いた夜もいっぱいあった。みんなずっとちゃんとお気に入りだった。

 

捨てちゃうのはごめんねって気持ちだったけど、すでに愛情は薄れてしまってこの気持ちはどうにももう戻らないってことも分かってる。結局はためらいなくゴミ袋に入れれてしまったんだから。

 

寂しいとか、やっぱり捨てられない!とかよりも、ごめんねありがとうってちゃんと思わなきゃって気持ちのが大きかった。自然と湧き上がるんじゃなくて意識的に。それが余計に自分の気持ちを冷めさせた。

 

 

そうやって思ってしまう前にどうにかできなかったのかな、と考えることはある。どうしようもない仕方のない別れだったと頭で分かっていても、こうなる前にもっと早く気づけていたらなって。