はじめのいっぽ

自分の心と向き合う、はじめのいっぽ。

抜け殻。

なんかもうだめだ。

 

 

 

やりたいからやるとか、楽しいからやるとか、結局上辺だけの綺麗ごと。

あの場では確かにああ言ったし、あの時の言葉に嘘は無かったと思うんだけれど。

あれは自分自身にそう思い込ませて言い聞かせていたようで、今では全く素直にそう思えない。

 

なんのためにやってるのか、なんの意味があるのか、こんなことして自分何やってんだろ、という感情が考えれば考えるほど出てくる。

 

 

 

あまりにも吐き出しすぎたことが今になって痛々しくて恥ずかしくて気持ちが悪い。

自分が自分じゃないようで怖い。

 

 

感情の蓋が全開になってぼろぼろ溢れている。

感情を弾け出したあの一瞬はたしかに気持ちよくて、だからきっとやめられないんだけれど、

早く蓋を閉めたいのに閉められない。

感情が止まらなくて落ち着かない。

 

 

自分の声がずっと喋っていてまとまらなくて、忙しくて、うるさい。

 

 

まだこんなに暗いのにこんなに人がいることとか、街灯の明かりがこんなに眩しいこととか、訳がわからなくて目が回る。

 

昨日初めて出会ったあの子の声とか、人混みで濁った空気とか、床から伝わってくる振動とか、疲れ果てながら体に入れたビールと煙草のにおいとか。

次々にいろんな記憶が脳裏に蘇っては消えて、やっぱり目が回る。

 

 

 

それなりの苦しみはそれなりに乗り越えられるようになって、

それなりの人として自分を守りながら生きていけるようになったのに、

また苦しいとか孤独とか虚無感を思い出してしまう。もう、出てこなくていいのに。

 

 

 

 

あんなに大きな声で叫ぶこととか、あんなに泣きそうになってしまうこととか。

 

 

なんで結局こうしないと生きていけないんだろう。

 

 

 

だからずっとやめたくて、やめられない。