こんばんは、ゆきだんこです。
大学時代に所属していたバンドサークルの追いコン（卒業ライブ）をちょこっとだけ、見に行きました。
あまりにも尊かった…。
分かりきっていたことだけど、改めて、社会人心失いすぎだなと気付かされたよ…。
卒業してからも会えるよとか、またいつでも集まってライブできるよ、とかそういうんじゃなくて、今の自分たちだから、今だから意味があるライブを、その意味を分かりながらその時間をちゃんと味わっているみんなが尊くて。
きちんと自分の気持ちを言葉にして、その演奏や音に込めて、まっすぐ伝えていく、そしてちゃんと受けとめていく、その姿勢がまぶしくて。
それはきっとコロナ禍っていう大変な時期を乗り越えたからみんなだからこその絆なのかなって感じることも多かった。その一言一言や、小さな思いを大事に丁寧に相手に伝えていく感じがすごく伝わってきて。
私は自分が大学を卒業するときに、かわいい後輩たちが大学院を卒業するまではちゃんと見届けよう、となんとなーく思っていて。
今年はその最後の後輩たちが本当にみんな卒業するタイミングだったので、ちゃんと成長した姿を見届けて送り出せてよかったなという思いと。
もうここに戻ってきても構ってくれる子たちは本当にもういないんだな、という思いで。
本当の本当に、私もここからちゃんと卒業なんだな、と思った出来事でした。
それはちゃんと前もって分かって覚悟していたことだったけど、それでもやっぱり寂しいことで。
後輩たちは、
あっ、先輩見にきてくれた！ありがとう！くらいにしか思ってないかもしれないけど、
私にとっては君たちが本当に最後の後輩で、ここで見る最後の景色だったよ。
もうここに戻ってきても、もうみんないないんだなって改めて今日思って、それをちゃんと噛み締めながら、みんなの姿を目に焼き付けながら、みんなの爆音に飲まれていました。
みんなのライブにたくさん心を動かされました。
素敵な時間をありがとう。
それから、
サークル全体としては、ほとんど知らない子たちばっかりのサークルなのに。
ここで今日感じた空気や、見える景色は、私たちが学生だった頃と全く同じまんまで。
前で歌う彼が煽れば、周りのみんなが手をあげて手を叩いて声を出して、時にはモッシュが起きたり、後ろからわーっと人が来たり。
出番と出番の合間には、廊下で後輩たちがライブめっちゃよかったです〜と泣きついていたり。
ちょっとしたじゃれあいが、あちらこちらで起こっていたり。
全然知らない顔なのに、そこにはよく知ってる景色があって、そこには私の知ってる顔が浮かんで。
あの先輩が後ろからうわーっと煽り返してくる姿がハッとフラッシュバックしたり、あいつがうわーっと手を挙げる姿と重なって見えたり。
知らないのに、よく知っていて、それがすごく不思議で、でもすごく嬉しい空間だった。
私が尊敬する先輩たちから受け継いだものが、私たちを通って、後輩も、そのまたさらに後輩まで。
ちゃんと繋がって伝わって、残っている。
それが本当に嬉しくて、
でもただの私の嬉しいというだけの感情で終わらせたくなくて、
こんなにこんなに、いいとこばっかり受け継がれているよ、ってみんなに叫びたい気持ちだった。
みんなのきらきらな姿を見せられて、年甲斐もなく、きらきらな気持ちを思い出させてもらっています。
私もちゃんとみんなを見習って、素直に真っ直ぐに、自分の気持ちとぶつかりながら、いっぱい苦しみながら、好きな人たちと繋がっていこうって思えたよ。
とってもよい時間でした。
いっぱいかっこつけちゃったり、難しく考えすぎちゃうこともあるけど、これが今の私の率直な気持ち。
卒業おめでとう。
