はじめのいっぽ

自分の心と向き合う、はじめのいっぽ。

幼なじみの結婚式前夜


こんばんは、ゆきだんごです。

 

先日、幼なじみの結婚式に出席しました。以前、私におすすめの本をプレゼントしてくれた子です。その時の記事はこちら。

 

www.yuki-dangoblog.com

 

 

で、彼女の式前日になんだかエモい気分になって残した日記がありますので、UPします。

今読み返すと愛が重くて恥ずかしいんですが、よかったら読んでみてください。笑

 

 

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明日、幼なじみの結婚式があります。

忘れ物ないかな、着替えは大丈夫かな、知り合いいないし不安だ、とかいろいろ準備してそわそわして緊張していたら、寝付けなくなってそのままこれを書いています。もうすでに外は明るみ始めています。

 

コロナで式がかなり延期になってしまったみたいです。幼なじみはもうすでに結婚生活を始めていてもう子供もいるし、明日の式が終わったからといって新しい日常が始まるわけではないと思うんだけど、いざ前日を迎えてみると、なんだかいろんなことを思い出しました。

 

 

 

彼女に出会った時のことと、別れを告げた時のことは本当によく覚えています。

 

私と彼女は小学校の時の一番の友達で、私が卒業と同時に引っ越してしまったのでそれから離れ離れにはなってしまったんですが、なんだかんだ連絡を取ったり会いに行ったりしてずっと関係が続いています。

 

 

私が転校することが決まった時、誰よりも先に彼女に伝えようと思っていました。

 

学校が終わったあと、校門の前でだらだら喋ってから帰るのが日課になっていた私たち。その日は、体育館の前のコンクリートに座って足をぶらぶらさせながら、彼女に転校のことを伝えました。彼女は何度も「嘘だぁ。」「嘘でしょ?」と本当に信じられない様子で繰り返していました。いつもヘラヘラしてた私は、しんみりするのが嫌で、弟の面白い話にすぐ切り替えたことを覚えています。
当時小学1年生だった私の弟が、周りの友達に引っ越すことを伝えた時、友達がみんなびっくりして理由を聞いて、そこから話が飛んで「弟のおじいちゃんが足が無いから引っ越す」という結論になっていて笑ったこと。(実際、おじいちゃんは義足で仕事が大変だったのでそれを手伝うという理由は間違ってないです。笑)そんな本当にどうでもいい話に切り替えて、笑い話にして、寂しいとか嫌だなとかそんな空気にしたくなかった気がします。

 

でも、その日家に帰ってからすぐ私のお母さんの元に1通のメールが届きました。彼女のお母さんからでした。その子が「泣きながら帰ってきた」って。それを聞いた瞬間、胸がギュッとなる感覚がありました。悲しいわけでも辛いわけでもない、もちろん寂しいけどどうしようもできない思いで、ただぐっと耐えただけでした。

 

 

 

 

当時の思い出は化石のようです。今となっては思い出すこともないけれど、ふと思い返すとその当時のまま、鮮明に蘇ってきます。

 

式の次の日には、当時住んでた街にも久しぶりに帰ってみようと思っているんですが、今それを想像するだけでも、忘れていたいろんなことを思い出す。その街や見えていた景色にも、当時の記憶が更新されることなく化石になって残っている気がします。

 

二人で男の子たちに混ざってポコペンをした公園。私たちが弱すぎて2人1組にさせられていたこと。それでも男の子たちには敵わなかった。一時期バドミントンばかりやっていた公園。みんなに内緒で変身ごっこみたいな遊びをやっていたら、公園の隣に住むクラスの男子が急に家から出てきてびっくりして慌てて隠れたこと。友達の家でハロウィンパーティーをやろうといって集まった時、私には内緒で誕生日のサプライズをしてくれたこと。学校で写真たてを作る授業があって、みんなは自分の分を作っていたけど私たちはお互いに作って交換したこと。校門の前でお互いに何が好きかとかいうバレバレのインタビューをして、私は猫が好きで、彼女はブタが好きだったから、それを作ったな。こないだまでその写真たて使ってたよ。

 

 

ずっと住んでいたらきっと分からないけど、あの時あそこを離れた私だから、景色と思い出がセットなんです。

 

 

でも、街との思い出はそれまでだけど、人との思い出はどこにいたってずっと更新される。彼女との思い出は卒業した後だってずっと続いています。

 

高校生の時、彼女の家に泊まりに行って朝まで喋っていたこと。二人で東京旅行して浅草で人力車に乗って私が人力車のお兄さんにハマったこと。大学生になってから私の実家に遊びにきてタイムカプセルを開けたこと。横浜に住んでる友達の家に泊まりに行って二人が酔っ払いすぎたこと。大人になってから奇跡的に二人の休みが揃ったので箱根旅行して明け方まで飲んで喋ってたこと。その時宿のおじさんに「高校生?」と言われたこと。私が転勤してから彼女に子どもが産まれて、会いに遊びに行ったこと。

 

 

数えきれなくて思い出しきれないくらいたくさんの思い出があります。そしてそれは明日からもずっとずっと続いていく。

 

 

思い出を振り返るとか、二人で懐かしく話すとか、そういうのは時々あったけど、今日いろいろ思い返しながら初めて気づいたことがあります。

 

 

それは、残される側の寂しさのことです。

 

私は自分が引っ越して一人になってしまう立場だったから、ずっとどこかで自分の方が寂しいという思いがあったような気がします。

でも、大人になっていろんな人を見送る立場を経験してきて、残される側も寂しいことを知ったし、それを初めて彼女にも当てはめて感じました。

彼女は中学生になってからもたくさん友達がいたし、やっぱりまだ子どもだったし、もしかしたらそんなこと全くなかったかもしれない。けど、誰かがずっと当たり前にいた場所や住んでいた場所をふと見て、あ、いないんだ、って感じるのは私とはまた違った寂しさがあったのかもしれないなと思ったんです。わかんないけどね。

 

 

でも、彼女に出会ってこういう関係性が当たり前のように続いているおかげで、別れが寂しいものだとは思わないし、たくさんの出会いが好きな私になりました。離れる側でも、見送る側でも、お互いが好きでまた会いたくてずっと仲良くしていたいと思える人だったら、離れることなんて寂しくない、またすぐ会いに行けばいいんだから。そう自信を持って言えるのは、ずっと続いてきた彼女との関係があるからです。そのことが、別れの寂しさよりも出会いの楽しみのが大きいって思える今の私の生き方に繋がっている気がします。

 

 

 

 

そろそろ起きようかな。明日の式が楽しみになってきました。

結婚おめでとう。これからも変わらずよろしくね。

 

 

 

 

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ね、愛が重いよね。笑

 

式は本当に幸せいっぱいで、二人が周りの人に愛されていることがたくさん伝わってきてとっても素晴らしい時間でした。
何より、とても楽しませてもらいました。そしてめちゃめちゃ泣いた。笑

 

 

式の次の日の、思い出の地巡りのこともまた書こうかな。それも楽しかった。

 

ここまで読んでくれてありがとうございます。

また明日、おやすみなさい。

 

 

 

追記:

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