はじめのいっぽ

自分の心と向き合う、はじめのいっぽ。

愛し愛されたい話

こんばんは、ゆきだんごです。

引っ越しの片付け、移動などで少しお久しぶりになりました。元気にばたばたと過ごしています。

 

今日の日本シリーズもすごかったですね。見応えがあっていいもの見させてもらっているなという感覚です。次も楽しみ。

 

 

 

昨日のお話です。

学生時代に入っていたバンドサークルで、ライブハウスでのライブがあり見に行ってきました。1年に1回の、サークル内での1番大きなイベントなのですが、去年はコロナ禍で開催できず2年ぶりの開催でした。サークルに遊びに行くこと自体もとても久しぶりで、同期や後輩たちとも再会できてとても楽しい時間になりました。卒業して数年経っている私に対しても、いまだに後輩たちがあたたかく迎え入れてくれます。本当に可愛い後輩たちです。

 

 

ライブはとてもかっこよかったです。若くて熱いエネルギーをたくさんもらいました。

私も当時はサークル活動がすごく楽しかったし、音楽に打ち込む熱量や、仲間と一つのものを作り上げる達成感、表現することの気持ちよさ、とかそういうものをよく分かっているつもりです。なので、ライブができるようになって、後輩たちの居場所として残ってくれていたことがまず嬉しかった。音楽で解放していた感情ってたくさんあると思う。それができる場がなくなってしまうのはとても苦しいことだと思うので、こういう社会状況でもやれることをやれるやり方で模索して、続けている後輩たちはみんなかっこいいと素直に尊敬しました。演奏して歌っているみんなは本当にいい顔で、きらきらしてて、全身で楽しいと叫んでいて、こんなに楽しい!最高!みんな見て!って声が聞こえてくれるような、伝わるライブでした。

 

 

 

私が学生時代にサークルで過ごした時間はとても大きなものであったし、何より、卒業してからもずっと私の心の拠り所になっています。

転勤が多かった私にとって、慣れない環境や知らない土地での一人きりでの生活が多かった中で、時々ここに帰ってきて、みんなと会う、この何も飾らずにいられる時間が本当に楽しく、支えになっていました。

 

 

それはもちろん事実なんですが、実はずっと自分の中で、それとは正反対の思いも感じていたんです。

 

なんというか、すごく面倒くさい性格なんですが、そういう素直にみんなに会いたいっていう思いもありつつ、いつまでも過去の関係に縋っていないで、この居場所に依存しなくても新たな土地と環境で1人でも生きられるようにもならなきゃ、っていう思いもあり、そんな二つの矛盾した感情をいつも抱えていました。

 

もちろんサークルは在学生たちが主役であるし、OBOGがあんまりサークルに顔出しすぎていても、迷惑なんじゃないかと思ったり。老害的なポジションになっても嫌だったし。社会人になってもまだ青春みたいなものに縋って、いつまでも当時の若い頃の思い出に浸っているようで、それがつまり今の環境に満足できていないようで、そんな自分が嫌になるんです。あの頃はよかったって思うのがすごく嫌いなんです。で、サークルに来るとどうしても当時と今を比べて、今はこんなにキラキラできてないなって思ってしまうの。そう思ってしまう自分が寂しかったな。

 

 

 

そういう思いもずっとあったんですが、昨日みんなに会って、やっぱり、この居場所が単純に好きだなと当たり前のように思いました。何をそんなに我慢していたんだろう。一回病んで休職した今だから余計素直に思えるのかもしれないけど、会いたい人に会って、素直に甘えたらいいじゃんって純粋に思えました。当時は当時で楽しかったけど、今は今の関係性なのであって、それは別に思い出に縋っているわけじゃなくて。今もまだ仲良くしてくれる人たちに甘える分には、全然ありでそれは当たり前のこと。誰に言われたわけでもないのに、自分で自分自身になんかよく分からない制限をかけて、生きづらくさせていたんですよね。何を強がってしまっていたんだろう。

 

 

 

少し話は変わりますが、最近お気に入りの曲があります。

【ポップしなないで】という2人組ユニットの『支離滅裂に愛し愛されようじゃないか』という曲です。キーボードボーカルとドラムという変わった編成なのですが、シンプルだけど完成されていて、アレンジも無限に広がるような楽しいバンドです。この曲はMVもとっても可愛いのでおすすめ。よかったら見てね。


youtu.be

 

で、この曲の中で「1人で平気と強がる日々はダサいよ!」と歌う歌詞があります。

とても明るくてハツラツとした曲で、歌詞をじっくり聞かせるようなタイプの曲ではないんですが、この歌詞を聞いたときに今の自分に言われているようで、ビビっと刺さってきました。あ、そっか。ずっと1人でも平気平気、大丈夫って強がってたんだよな、まさに、って。気づいたんです。

 

それを昨日のライブで、大好きなみんなに会って思い出しました。

1人でも全然平気じゃなかったし、もっとみんなに会いたいし、そうやって頼ったり甘えたりできる相手がいるなら、そう思える相手がいること自体が嬉しいし、素直にお互いに愛し愛されたらいいよね。そう思えました。愛すだけじゃなくて、愛されることも大事。素直に愛されたいって伝えることって、私にとっては意外と難しいことかもしれないけど、みんなに対してならできそうってそう思えた日でした。とってもいい1日でした。

 

 

 

なんだかずっと惚気ているような記事になっちゃいましたね。

皆さんにもそう思えるような人が少しでもいるといいな。

今日も読んでくれてありがとうございます。おやすみなさい。