はじめのいっぽ

自分の心と向き合う、はじめのいっぽ。

嫌な思いをした話。

すごくすごく、嫌な出来事がありました。

 

 

ちょっとこの言葉を使うと重くなってしまうけど、簡単にいうと性被害を受けた、というお話です。

 

でも何か乱暴されたとか、私の身に危険が及んだというわけではないので、そこは心配しないでね。嫌な気分にさせたら、ごめんね。

 

でも、セクハラというには言葉が軽すぎるし、れっきとした犯罪だと思うのでこの言葉を使います。

 

この先は、私がもやもやしたことを吐き出させてほしいのと、大したことないって思ってしまうような出来事でも実際にはこう思うんだっていうことを知ってほしい気持ちもあるので、書きます。

 

 

 

 

 

本当に嫌な気持ちになったし、怖いし、気持ちが悪いし、どうしたらいいか分からなかった。

咄嗟のことで、パニックで頭が真っ白だった。

そういうことをする人が一番悪いことはもちろん分かっているけど、

それでもやっぱり、そういう状況になってしまうほど隙を見せてしまった自分に腹が立つ。

悔しいし、情けない気持ち。

あまりにも警戒心がなかったなと思うし、防げたことだったなと自分で思ってしまうから悔しい。

 

 

ニュースとかで性犯罪が取り上げられていても、他人事だと思ったり、実際にはそんなこと起こらないと思ったり、被害者が大袈裟だと思ったりするかもしれない。

その気持ちもよく分かる。それ自体を見てないし、体験してないからね。

でもみんなあまり口に出していないだけで、程度の軽いものとかは経験したり話を聞いたことがあると思う。特に女の子は。

以前、アパレル業で働いていた時も、そういうお客さんとか変な電話とか実際にあったし、話もよく聞いた。普通に身近で起こっていること。

 

 

 

性犯罪の怖いところは、体験した人にしか分からない、という部分だと思う。

 

自分が性的対象に見られるというのは、あからさまに悪意を向けられた時に感じる戸惑い、恐怖に似ている。

女として見られている、とかいうのとは全く違う。

話の通じる相手だと思っていた人が、何をしでかすか分からない存在に変わったとき、人は反射的に恐怖を感じるものだと思う。

行動が読めない、何を考えているか分からない、暴れ出すかもしれない、刺してくるかもしれない、最悪殺されるかもしれない、とか思ったら恐怖を感じて当たり前。

 

その後も思い出したくないのに出来事がフラッシュバックするし、周りにいるいい人たちですら信用できなくなる。分からなくなる。疑心暗鬼になる。

考えない考えない!って思ってもこびり付いていて、なんであんな奴のせいでこんな思いをしなきゃいけないんだってやっぱり悲しい。

 

もしかしたら周りの人たちは、そんな人相手にしなければいいって言うかもしれないし、実際そうできたら一番いいのかもしれない。でもそれはやっぱり当事者じゃないから言えることだと思うし、受けるダメージは人によって違うんだから一概には言えない。

そういう部分は、いじめや誹謗中傷にも重なる部分があるのかなと思う。

 

 

 

あと、性犯罪のもう一つの怖いところは、被害者が被害を周りに言いづらいこと。

 

最初にも言ったけど、自分が情けないとか悔しいっていう気持ちが被害者には絶対あると思う。

相手を恨むとか憎むとかそういう感情ももちろんあると思うけど、私の場合はそれよりも、自分が情けなくて惨めな気持ちが一番大きかった。

侮辱されたとか、馬鹿にされたとか、そういう感情に近い。

怖いとか、気持ち悪いとか、それももちろんあるけど、自分の尊厳を踏みにじられたと感じる、そのダメージが一番大きい。

 

だから、そんな自分が惨めになるような話を思い出して他人に口で説明するなんてしたくないだろうなと思う。

何をされたか、どういう状況だったか、思い出すのも嫌だ、口で説明するなんて本当に嫌だ。

 

 

想像だけど、これもきっと、いじめとか誹謗中傷にも共通する部分があるんじゃないかと思う。

大したことないって頭では思ってしまうから、平気なふりをしてヘラヘラ笑って流してしまったり。自分が惨めだってことをわざわざ人に言いたくないもん。

だから周りの人に言いだせない。そして1人で抱え込んでしまう。

 

 

 

でも、もし実際にそういうことがあったら、ちゃんと警察に届け出たり、信頼できる周りの人に相談することが本当に大事だからね。

そして、もし周りにそういう経験をした人がいたら、大したことないとか言わないで、とにかく寄り添って話を聞いてあげてください。

 

 

参考サイト貼っておきます。

性犯罪・性暴力とは | 内閣府男女共同参画局

 

 

 

 

具体的には言えないけど、そういう思いをしたという話でした。

 

この記事を読んでくれたみんなが、少しでもこの痛みを想像してくれたらいいなと思う。

もし自分がそういう状況になったら、もし友達や家族や大事な恋人がそんな目に合ったら、本当に嫌だもんね。

 

遠い世界の話じゃなくて身近にあることだし、

そういうことがもしもあったら「どんまいー」とか「うわ、最悪ー」とかで流さずに、もっともっとぎゅっと寄り添ってほしいことを知ってほしいです。

 

 

女の子ばっかりじゃなくて、男の子も被害者になることあるからね。

みんな気をつけて。

そして自分が加害者側にもならないように。これも本当に大事。

 

 

 

今日は重たい話になっちゃってごめん。

なーんか、本当に嫌だね!!あーやだやだ。もやもやするよやっぱり。

 

それでも、最後まで読んでくれてありがとう。

また明日、いい日になりますように!元気出していく!!