はじめのいっぽ

自分の心と向き合う、はじめのいっぽ。

東大前の事件を見て

こんばんは、ゆきだんごです。

 

 

今日は東大前で通行人3人が切り付けられるという事件がありました。逮捕された少年と被害者に面識は無く、少年は自分の勉強が上手くいかないという理由で事件を起こしてしまったそうです。(さらっと見ただけなので詳しく知りたい方はそれぞれ調べてください。)そのニュースを見て今日感じたことを少し書こうと思います。

 

 

 

 

 

最近、こういった無差別に人を襲う事件が多いですよね。他人と揉めたり人の恨みを買うようなことをしていなくても、どこで事件に巻き込まれるか分からない。とても怖いなと思います。また、今回は受験生も被害にあったということで、大学入試の大事な時期にこういうことが起こるのは胸が痛みます。

 

 

同時に、どうしてこういうことを起こしてしまったのだろう、と加害者の少年にも同情の思いがあります。こんなことを起こしてしまうまで、誰も周りの人は気づけなかったのか、助けられなかったのか。「勉強なんてできなくても大丈夫だよ」と笑い飛ばしてくれる友達や、「そうだよね辛いよね」と話しを聞いてくれる大人がいなかったのかなと思うと悲しくなります。

 

まだ高校生、心もものの考え方もまだまだ成長過程で、きっと勉強も本人なりに一生懸命やってきただろうに、こんな悲しい事件を起こしてしまうまでどうして誰も教えられなかったのか、救えなかったのかなあと思ってしまいます。

 

想像ばかりになってしまいますが、きっと彼は勉強でしか評価されなくて褒められなくて、自分の存在をその基準でしか認められなかったのかなあと思います。周りからも、自分自身からも。だから勉強ができないなんてそんなしょうもない理由でこんな事件を起こすなんて、とは思えません。それだけが彼の世界の全てだったんだろうと思う。今まできっと頑張ってきたんだよね。だからこそそこで挫折したことで苦しくなってやけになってしまったんだと思う。もっと広い世界があること、勉強ができなくても何もできなくてもちゃんとそこに存在していいこと、誰か伝えてくれる大人がいたらなあ。

 

 

自分がどれだけ一生懸命やっても報われなくて、それなのに周りのみんなばかりが恵まれているように見えることって誰しも経験すると思うんです。でもそれは自分目線の狭い視野から見た世界で、みんなみんな同じように感じてるんです。他の誰かから見たらきっと君も同じように恵まれているみんなの中の一部に見えるんだよ。いろんな挫折をしたり、いろんな人と話す経験をすることで、「あ、これって自分だけじゃないんだ。みんなもこうやって苦しんで乗り越えてるんだ。」って知って気づいて、そうやって成長して視野が広くなっていく。そうやって彼に教えて伝えてあげたかったな。おこがましいかな。

 

事件を起こしたことで、世間からの風当たりも強くなって、周りに対してさらに憎しみや攻撃的な思いが強くなってしまう未来になってしまったらそれが一番悲しい。どこかで彼が救われる転機が訪れますように。

 

 

 

ニュースを見てそれについて母といろいろ話している間に、自分でもいろいろと考えてしまいました。偉そうな意見に見えたらすみません。

 

でもまずは、事件に巻き込まれた方や被害にあった方が、早く良くなりますように。

 

 

今日も読んでくれてありがとうございます。おやすみなさい。