はじめのいっぽ

自分の心と向き合う、はじめのいっぽ。

『お探し物は図書室まで』

こんにちは、ゆきだんごです。

 

今日は本を読みました。「お探し物は図書室まで」という本です。

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本屋さんで見つけた時、このタイトルや猫ちゃんの人形の表紙から溢れ出るあたたかさに惹かれてしまい、「この空気感、絶対自分好きだわ!」という確信を持って購入しました。もう読んでみて大正解。こういうのを読みたい気分だったのよ。さすが私、よく分かってるよね。

 

それぞれ主人公の異なる第5章から構成されていて、今日は3章まで読み切りました。それぞれの主人公は、性別や年齢や立場も異なり、でも人生のいろんなことでなんとなくもやもや悩んでいるところが共通していて、とっても人間味があってみんな好きになります。特に第1章の女の子は私と年齢も近いしなんとなく境遇も似てる場面が多くて、共感できる点がたくさんありました。自分でも想像以上に彼女に感情移入してしまい、章の読み終わるころにはぼろぼろ大号泣。基本的に涙腺ゆるゆるなんですよね、すぐ泣いちゃうの。分かりやすいはっきりしたハッピーエンドじゃなくても、何か大きく世界が変わるわけじゃなくても、自分の考え方とか世界に対する見方がちょっと変わるだけで、結局自分が救われる。頭では理解していても、実際そういう風に思えるのは難しかったり、なんかきっかけが必要だったりする。だからその境地にたどり着けてよかったなあ〜なんて思いながら、いっぱい泣けてすっきりしました。

 

 

本を読むと、途端に何か書きたい気分になります。一昨日から今日まで、なんか何も書くことがないなあ〜、内容は考えればあるっちゃあるけど書く気分じゃないなあ〜とぼけっとしていました。でも本を読むと、読んだ言葉がずっと脳みその中をぐるぐるしていて、そのまま私の感情も文字化されて頭の中にずっといるの。だからそれを吐き出すようにすっと書き出せるようになります。

 

本だけに限らず、インプットを増やすのってすごく大事ですよね。自分の中だけで考えたり悩んだりしていても、結局自分の中にあるものが行ったり来たりするだけで、新しいものは生み出せない。本や漫画を読んだり、映画を見たり、いろんな人と会って話して、そうすると自分にはなかった価値観に出会えます。それは単純に楽しいし、自分の内とばっかり向き合わなくて済むから結局自分自身が気楽になる。それに意識せずに出会った価値観や考え方が、不意に自分の中のもやもやを解決してくれることもたくさんあるって分かりました。何がいつ自分を助けてくれるか分からない。偶然に思えるそれもきっと出会うべくして出会ったものだったり、タイミングだったりするんだよなと、この本を読みながら思いました。きっと私みたいな考え込みやすいタイプとか、一度心が折れて自信が無くなってしまった時って、自分の内にばっかり目を向けてしまいがちだけど、もう見たくない自分の部分は一旦置いといて、目を逸らしてもいいんだよ、って自分で自分に言い聞かせることができました。その分、きっと自分の世界の外側に、たくさんのヒントが転がってるよ。

 

 

私はこれからどうしたいのかな。やりたいことに踏み出す勇気や決意が、決めたつもりなのにすぐに揺らぐ毎日です。安全なところにいたくて、分からないところに進むのが怖くなってしまいました。知らない世界に無敵で進んでいける自分が好きだったのに。いや、知らなかったから無敵だったんだな。怖がるのは知ったから。だからそれも成長、だよね。

 

これからの自分のこと。あとは自分の腹を括るだけ、ってとこまで来てると思うんだけど。難しい〜〜!簡単にできないよ。ちょっと外側からヒントもらってきたんで、もう一回心に聞いてみる時間にします。

 

今日も読んでくれてありがとうございます。